- VERSANT(ヴァーサント)のスコアってどのくらい取ればいいの?
- 会社でVERSANT(ヴァーサント)を受験することになったんだけど、情報がなくてよくわからない……。
- TOEICとの換算比較を教えてほしい!
VERSANTをいざ受験しようと思っても、初めての受験でいいスコアが出るのか不安です。スコアの目安を知らないと、目標が定まらず英語学習に挫折することも…。
この記事ではVERSANTのスコアごとのスピーキングスキルやスコアアップのポイントを解説します。この記事の内容を読めば、VERSANTのスコアアップの可能性がグッと上がります。
ポイント
VERSANT(ヴァーサント)の日本人平均は38点、海外赴任レベルで47点です。リスニング力を磨き、VERSANTでスコアアップを目指しましょう!
VERSANTのスコア目安

VERSANTのスコア別のレベルは以下の通りです。
VERSANT スコア | CEFR | スピーキングスキル |
---|---|---|
79〜80点 | C2 | ネイティブレベル ネイティブのような会話速度でも苦労なく相手の話を理解し話せる |
69〜78点 | C1 | ネイティブレベル ほとんど苦労なく流暢に自分の考えを表現できる。 幅広いトピックスについて高い精度でコミュニケーションでき、小さな間違いをおこすこともほとんどない |
63〜68点 | B2+ | 英語で困らない最上級者 ネイティブに匹敵する高い英語コミュニケーション力を持つ |
58〜62点 | B2 | ネイティブとも議論できる上級者 英語でリーダーシップを発揮してビジネスをするために必要なレベル |
53〜57点 | B1+ | 英語でビジネスができる中上級者 英語を使いビジネスをするためには最低限達成したいレベル。 日々、英語スピーキングの訓練をしなければ、維持することは難しい |
47〜52点 | B1 | 基礎英語力を身に着けた中級者 海外赴任などで必要とされる基礎的スピーキング力がある。 日本人平均より10点程度高いが、英語でビジネスをするにはスキルアップが必要 |
41〜46点 | A2+ | ビジネスで英語を使うにはあと一歩の初中級者 ビジネスで簡単な意思疎通はできるぐらいで、かなりのスキルアップが必要 |
36〜40点 | A2 | 日常会話でも初級レベル 日本人平均レベル。はっきりと、ゆっくり話されていれば、ある程度の理解ができる。 |
26〜35点 | A1 | 英語で意思疎通は難しい 非常にゆっくりとした速さで明瞭に発音されれば、理解できる。 暗記した文を短く途切れ途切れに使える。 |
20〜25点 | <A1 | 英語で意思疎通はほぼできない ゆっくり直接話されれば、多少単語を理解できる |
CEFR(セファール)は外国語のスキルや習熟度をはかる世界共通の指標を指します。レベルは初心者レベルからA1, A2, B1, B2, C1, C2の6段階にわかれています。
非ネイティブでC1以上とるのはかなり困難と言われています。
VERSANTスコア別の英語力スキルの目安は以下の通りです。
38点:日本人受験生の平均レベル
38点は日本人のVersantスコア平均です。「簡単な日常会話」ができるレベルですが、ビジネス場面では到底通用しません。
あくまでも推測ですが、VERSANTは比較的英語レベルの高い受験生が多いと想定します。平均スコアが日本人の英語スピーキング力はかなり深刻であることがわかります。
47点:海外赴任が可能なレベル
47点以上は海外赴任が視野に入るレベルです。「基礎英語力を身に着けた中級者」で、英語ができるレベルと言われる点数です。
日本人平均より10点高いため、英語ができる人材として重宝されるレベルとなります。ビジネス英語を使う方が目指すべきスコアが47点です。
ただし47点は必要最低限のスコア。ビジネス現場や駐在先で英語を使って活躍するには、さらなるスキルアップが必要です。
53点:ビジネス英語
53点あれば、ビジネスで英語を活用するのに相応しいレベルです。ただし、留学経験なしで、この点数に達成している日本人受験者はかなり貴重です。
53点以上はTOEIC高得点者でもなかなか難しいとのこと。特に「海外長期滞在経験がないのに55点以上というケースは、日本では非常に稀でハイレベル」とのことです。
詳細は、中級者向けの英語力アップを指導するEIKAIWA HACKSさんが執筆した【VERSANTスコア目安】40点/50点/60点台のレベルはどの程度?に掲載しています。
58点以上:ネイティブとも議論できる上級者
58点以上はネイティブとも議論できる上級者レベルです。このレベルがあれば、欧米などの外資系企業でもディスカッションができるでしょう。
VERSANTとTOEIC(L&R)のスコアの関連性

VERSANTとTOEIC(L&R)との得点の相関も紹介します。基本的には、TOEICの点数が高いほど、VERSANTの点数も高くなります。TOEICは基本的な単語・文法知識や、読解/リスニング力が試されるためです。
600・700・800・900点台のVERSANT日本人受験者の平均スコアは以下のようになります。
- 900点代:53.6点
- 800点代:47.6点
- 700点代:44.3点
- 600点代:41.5点
- VERSANT日本人受験者平均:38点
VERSANTでスコアアップをする3つのコツ
VERSANTのスコアアップに必要なポイントは以下の3つです。
- リスニング力を改善する
- 英語の音声のリズムに慣れる
- 短期集中で英語力をトレーニングする
リスニング力を改善する
VERSANTのスコアアップにはリスニング力を鍛えることが最重要です。VERSANTでは音声を正確に聞き取らなければ正しい答えが出せず、高得点は望めません。
リスニング力の改善にはシャドーイングが効果的。正しいやり方でシャドーイングを鍛えて、リスニング力をUPしましょう。
≫失敗しないシャドーイングのやり方を徹底解説!【5つの手順】
英語の強弱・リズムに慣れる
英語の強弱・リズムに慣れることもVERSANTのスコアアップに必要です。英語の発音は以下の4つのルールを最低限押さえておきましょう。
- 連結:「子音+母音」で音が連結する
- 音の消失:「破裂音(b, d, g, k, p, t)+子音」で破裂音の発音が省略されること
- フラップのT:「子音+T+子音」の組み合わせで、真ん中のTがダやラの音に変化する
- 弱形:意味がほとんどない単語が弱く発音されること

短期集中で英語力をトレーニングする
英語学習を独学でやるのは大変な困難が伴います。目標が定まらないまま学習をすると、やる気をなくして挫折する原因に…。
長期間ダラダラとした勉強よりも、目標に向かって短期集中して勉強するほうがスコアアップに効果的です。
短期集中の英語学習は英語コーチングがおすすめ
英語コーチングは生徒一人ひとりに専属のコンサルタントがつき、生徒の英語学習をサポートするサービスです。
3ヶ月〜1年という短期間で、基礎固めからスピーキング練習まで毎日トレーニング。海外ビジネスでも闘える英語力を徹底的に鍛えます。受講生の中には、VERSANT10点以上スコアアップしたというスクールもあります。
VERSANTスコアアップにおすすめな英語コーチングは【2022年最新】英語コーチングおすすめ5選比較【短期集中で英語力UP】で紹介しています。
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VERSANTスコア別学習法
ここではVERSANTスコア別の学習法について紹介します。現在のスコアと照らし合わせながら参考にしてください。
25点以下
VERSANTスコアが25点以下の方は、英語の基礎力が不足している場合が多いです。今後のスコアアップのためにも、英単語や文法を学習しましょう。
英単語や文法を勉強する場合は、以下のように習慣化することが重要です。
- 朝起きたら英単語を10分だけ暗記する
- 通勤時間中に文法の1単元を学習する
- 寝る前に今日学習した単語を復習する
英文法の勉強法に関しては、VERSANT満点のAtsueigoさんが運営するAtsublog「【英文法勉強法】2か月で文法を「完全」に「身につける」学習3つのステップを公開!!」で詳しく解説されています。
26点〜35点
35点は日本人の平均スコアレベルです。基本的な英単語や英文法は定着しているものの、VERSANTの音声が「早すぎて何を言っているかわからない」という状態ではないかと思います。
このスコアの方は、リスニング力の強化が重要です。リスニング力の強化のためにはシャドーイングが重要となります。
シャドーイングがリスニング力に効果がある理由に関しては、シャドーイングがリスニング学習に効果的である3つの理由で解説してます。
シャドーイングは第三者にチェックしてもらう
シャドーイング学習は独学ではスキルアップが難しい練習です。発音の弱点やアクセントの癖などがわからないからです。
第三者に見てもらうことが最も確実な方法です。少しお金はかかってしまいますが、英語のプロにお願いするのも検討してみましょう。
「シャドテン」は英語のプロがシャドーイング音声を毎日添削してくれるサービスです。専用アプリ1つで教材の選択から録音、添削まで行えます。
「ネイティブの英語が全く聞き取れなくて困っている……。」こんな悩みを持った方におすすめです。
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36点〜46点
40点台のスコアを持っている人は日本人平均以上のスコアを持っています。ビジネス現場でもゆっくり話されれば何とかコミュニケーションが取れるレベル。
40点台の方の大きな課題は発信力です。「自分の言いたいことは思いついているけど、英語で言えない……」方が多いです。
英語での発信力を鍛えるためには、「瞬間英作文」がおすすめです。瞬間英作文とは、簡単な日本語を素早く英語に直します。
例えば、「今何時ですか?」を10秒以内に「What time is it now?」と変換するイメージです。
47点〜52点
47点以上のスコアがある方は、海外赴任に必要な最低限のスキルを持っていると言えます。海外赴任や出張の際にも海外の方とキャッチボールができます。
さらなるレベルアップのためには、自分の意見を要約して英語で伝える能力が必要になります。
- ニュースや時事問題について自分の意見をまとめる
- 英語会議で頻繁に発言するフレーズを覚える
- 業界で使用する英単語やフレーズを暗記する
VERSANTのスコア目安を把握してスコアアップしよう

最後に、VERSANTの目安となる目標点数を紹介します。
- 47点:海外赴任で必要とされるレベル
- 海外出張の機会が多い方や、海外の同僚とコミュニケーションを取ることの多い方はまずは47点を目安に頑張りましょう。
- 53点
- ビジネス会議などでリーダーシップを取りたい方は、53点(B1レベル)を目指しましょう。
VERSANTの対策に関しては、【初受験者向け】VERSANTのスコアアップ対策で解説しています。

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